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グローバル ビジョン 2020
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ジョッシュ・シルバー
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時期 : 1996 -
場所 : 世界各地の検眼医が不足している土地
プロジェクトに必要な費用 : ★★
必要な参加者数の規模 : ★★

WHOの推計によると、今も検眼医不足でメガネが作れない人が10億人以上もいる。そんな中、検眼医がいなくても自力でつくれるよう開発されたのがDIY眼鏡「Adspecs(アドスペックス)」である。自分の視力にちょうど良いところで横のつまみを止めるだけで簡単にメガネが作れる。

WHOの推計によると、今も検眼医不足でメガネが作れない人が10億人以上もいる。そんな中、検眼医がいなくても自力でつくれるよう英オックスフォード大学のジョッシュ・シルバー(Josh Silver)物理学教授によって開発されたのがDIY眼鏡「Adspecs(アドスペックス)」である。また、同教授は、1996年にはAdaptive Eyecareという会社を興して、のちには英国開発庁(Department for International Development=DFID)と共同で途上国に配るレンズの開発を始めた。

この「Adspecs(アドスペックス)」は、視力検査表を見ながらメガネ横の注射器のつまみをまわして調節すると、レンズ内にシリコンオイルの液が満たされていく。自分の視力がちょうどぴったりになったらシリコンオイルの注入を止めて、なんと検眼医なしでメガネが完成する。つまみの調整によっては老眼・近眼の両方に対応できるよう作られている。また、価格やその機能性における問題点などまだ課題は残るが、常時改良を重ねることで改善を試みている。

このメガネは訓練がなくてもとても簡単につくれることから各種エイド団体を通じて世界各地で3万個が既に使用されている。