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グリーンマップ
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ウェンディ・ブラウアー
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時期 : 1995 -
場所 : 約40カ国
プロジェクトに必要な費用 :
必要な参加者数の規模 :

(English) Green Map is a map showing the environment of a town by an icon. And each Green Map is a local project, created by people who live or work in the community.

グリーンマップは、ニューヨークに住む環境デザイナーのウェンディ・ブラウアーさんが始めた活動です。街の環境をアイコン(絵文字)で用いた地図で表そうというものです。言葉を越えて情報交換できる視覚言語、グローバルアイコンです。

 

グリーンマップでは「自然食レストラン」「リサイクルショップ」「環境スクール」「貴重生物生息地」「太陽エネルギー」「バリアフリーに関係すること」などの環境にいいアイコンもありますが、「ゴミ不法投棄」「水質汚染源」「大気汚染源」など環境に悪いアイコンもあり、マイナスの部分にも目を閉じていません。

 

また「夕日がきれいな場所」「安らぎの場所」「星観察スポット」や「雪と遊ぶ」などの精神的な価値を表すアイコン、「重要建造物」「伝統的な生活区域」「コミュニティガーデン」や「アートスポット」などの文化・社会的な価値を表すものなどがあります。

 

自分が暮らしている街の中でどんな環境があるかを探して、それらをアイコンを使ってマークしていきます。

グリーンマップ・システム・アイコンと呼ばれるこの絵文字で表された地図を見ると、これまでと違った街の姿が見えてきます。街の魅力を再発見でき、また健康・レクリエーション・近隣の緑・コミュニティ活動などの情報にアクセスしやすくなります。

また国際的な視点からみても、環境問題は様々な問題が絡まり合っている大変複雑な問題で、しかも、地球規模の問題でもあるので、一国だけが頑張っても解決できません。

世界に広がるグリーンマップのネットワークは、各々の地域の環境のすばらしさや環境政策等のすすみ具合、地域やコミュニティの問題についての国際的な情報交換を可能にしています。さらに、情報交換は政府でも行政機関でもなく、市民の直接のやりとりで生まれるものです。

 

グリーンマップの運動は1995 年の創立以来、地域のグループや、学生、行政、旅行会社、環境ビジネスなどの団体と共に成長してきました。

現在グリーンマップのプロジェクトは、世界中の人々が、イキイキとした持続可能型ミュニティを目指して、発見し、分かち合い、共に働く機会を提供しています。

そして今では、300を超えるグリーンマップが出版され、100以上のマップが教室やワークショップなどで若者や大人たちによって作成されました。グリーンマップ作成の結果は、はっきりとした効果を上げています。

現在では世界中で約40カ国、220以上もの地域が参加しています。

日本でも30以上のグリーンマップ制作が進行中です。グリーンマップのサイトは英語がメインですが、各国のマップメーカーの協力により資料はその他の言語でも見ることができます。